ファスティング中の頭痛は薬を飲んでも大丈夫?

ファスティング中に起きやすい不調の一つが「頭痛」です。ファスティング中に起こる頭痛は中断する原因になったり、日常生活に支障をきたしてしまいます。。好転反応というだけで片付けないで、正しい原因・対処法・予防法を知っておきましょう。また頭痛が起きた時に頭痛薬を飲んでもいいのかどうかについても解説していきます。

1.ファスティング中の頭痛

頭痛

ファスティング中に起こりやすい不調の一つが「頭痛」です。

過去にファスティングをして頭痛が起きた人や、これからファスティングをしたいけど頭痛が心配という人もいると思います。

  • 頭痛は起きやすい原因があり好転反応だけでは片付けられません。
  • 適切な対処をすれば改善したり症状が軽くなります。
  • 適切な予防をすれば確実に頭痛は減らせます。
  • 薬を飲んではいけないと言われますが実際問題、場合によっては飲む必要もあります。

ファスティング中の頭痛について詳しく解説したいと思います。

2.ファスティングで頭痛が起こる原因

悩み

ファスティングで頭痛が起きるのは、比較的ファスティング1〜2日目に多いです。主な原因には次のようなことが考えられます。

  • 急激な塩分制限によって血管が拡張するため
  • 普段からカフェインの摂取が多い
  • 低血糖
  • 体温低下による血行不良
  • 水分摂取が少ない

1.急激な塩分制限で血管が拡張するため

ファスティング中は塩分量が急激に制限されます(制限というよりほぼ0)。急激に塩分が制限されることで、血管が拡張し頭痛が起こることがあります。

2.普段からカフェインの摂取が多い

コーヒー

カフェインは「コーヒー、お茶類、コーラ、栄養ドリンク、市販の薬」などに含まれています。カフェインの慢性摂取は慢性頭痛や偏頭痛の慢性化の危険因子であることが示されています。

カフェインを毎日摂取している人は、ファスティング中にカフェインを摂れないことで、頭痛発作が誘発されてしまうのです。

またカフェイン自体に頭痛軽減の作用があるため、普段カフェインを常用している人がカフェインを抜くと離脱頭痛が起こる場合があります。

3.低血糖

パンケーキ

普段から甘いものや糖質類などをよく食べ、血糖値の急上昇を繰り返している人もファスティング中に頭痛が起きやすくなります。

甘いものや糖質を好み、普段から血糖値を急上昇させることを繰り返していると、血糖値を安定させるホルモンバランスが崩れ、自力で血糖値を上昇させる力が弱まります。

これは自力で上げなくても、食品などの力で急上昇させてしまっているからで、反対に血糖値を下げるホルモン(インスリン)は過剰に働いている状態です。

ファスティング中に血糖値が低下した時に、自力で上げることができず低血糖状態になり頭痛を引き起こしてしまうのです。

4.体温低下からくる血行不良

不調

ファスティング中はエネルギー摂取が大幅に少なくなるので、体内の熱産生が低くなります。それによって血液循環が悪くなると、身体の筋肉が硬くなって(特に肩周り)頭痛を引き起こすことがあります。

 5.水分摂取が少ない

ミネラルウォーター

水を飲むことは循環機能を高め血流をよくする作用があります。水分補給が足りないと血液濃度が高くなり血流が悪くなります。

血流が悪いと血管を拡張し流れを良くしようとします。この血管拡張によって頭痛を引き起こしてしまうのです。

ファスティング中は普段より体に水分を溜め込む力が低下しているので、こまめに水分補給する必要があります。(1日2L以上)

3.ファスティング中に頭痛が起きた時の対処法

快調

ファスティング中に頭痛が起きたら、まず次のことを試してみてください。

  • 酵素ドリンクを飲む量を増やす、あるいは濃度を濃くする
  • 自然塩をひとつまみ舐める
  • 具なしの味噌汁を飲む

まずは酵素ドリンクを飲む量を増やしたり、濃度を濃くしてみてください。低血糖の問題でしたら、これで治ります。

塩分制限による原因も多いので、岩塩などの自然塩か具なしの味噌汁を一杯程度摂ってみてください。血管拡張が原因の場合これで治ることがあります。

多くの場合、糖分(酵素ドリンク)もしくは塩分を摂ることで治ります。しかしどうしても治らず耐えられないような痛みの場合、無理をしないでファスティングを一度中断してください。

4.頭痛を起こさないための予防法

  • 準備期間を作る
  • 1〜2週間前からカフェイン・小麦食品・甘いものを控える
  • 水分補給をしっかり行う
  • ストレッチなどで体をほぐす

1.準備期間を作る

最も重要なのは、きちんと準備期間を作ることです。準備期間はファスティングをする日数の半分〜同じ日数行います。

準備期間中はお酒やお菓子、コーヒーなどの嗜好品はもちろん控えます。また塩分量や食事量を少しずつ減らしてファスティングに備えます。

詳しい内容は「ファスティングの効果を高める準備期間の食事と過ごし方」をお読みください

2.1〜2週間前からカフェイン・小麦食品・甘いものを控える

普段からカフェイン、小麦食品、乳製品、甘いもの(砂糖類)を多く摂っている人は1〜2週間くらい前から控えておくと、より楽なファスティングが行えます。

2.水を飲む

ファスティング中は食事からの水分摂取がないことや、体に水分を溜め込む力が低下していることもあり、普段以上に水分を摂る必要があります。

目安は1日2L以上ですが、こまめに飲む意識をしないと「つい忘れて夜になってしまった」という事態になりかねません。

水分摂取が足りないと頭痛の原因になるだけでなく、脂肪燃焼やデトックスも不効率になってしまうので、注意してください。

3.ストレッチなどで体をほぐす

ファスティング中は熱産生が低下し体温が低くなりやすくなります。そのため血行不良から体が凝ったり硬くなることがあるので、ストレッチなどで体をほぐすようにしてください。

特にデスクワークの人は肩を回したり、肩甲骨を動かすなど肩周辺が強張らないようにケアしてください。

※頭痛が起きてから行うと悪化してしまうことがあるので、その場合は安静にしてください。

5.頭痛が起きたら薬は飲んでも大丈夫?

疑問

ファスティング中は原則的に薬やサプリメントの摂取はNGです。頭痛を感じたらまずは今回ご紹介している対処法を実践してみてください。

■どうしても治らない時はどうするか?

頭痛が起きても薬を飲んではいけないと言われますが、実際問題ファスティングを中断するほどの症状であれば、日常生活(仕事中など)にも支障をきたします。ですので、結果的には飲むことになります。

■飲んでもいい鎮痛剤は?

服用する鎮痛剤の種類ですが、事前に病院へ行きできる限り胃腸に負担のかからないものを処方してもらうのが一番です。

私も過去にファスティングをした時、我慢できないほどの頭痛が起きたことがあります。その時は緊急だったので、市販薬の中で体への負担が少なく効果が高いアセトアミノフェン系の「タイレノール」を飲みました。

■薬を飲んでも、ファスティングを続けてもいいの?

薬を飲みながら続けることは良くありません。まずは薬を飲んだ日と翌日は回復期のような過ごし方で様子をみましょう。(回復食で塩分を摂らないでください)

体調が大丈夫なようであれば、再度ファスティングを再開します。(ファスティング再開は薬を飲んだ翌々日からになります)

ただ次に頭痛が激しく起きるようでしたら、その時はファスティングを中断してください。

6.頭痛は好転反応?

ファスティング中に起こる不調は「好転反応」という表現がよくされます。身体が良くなっている、デトックスしている証拠だという説明です。

確かに細胞が良くなろうとしてる反応のこともありますが、頭痛が起きたら全て好転反応と片付けるのは無理があります。

ファスティング中に起こる頭痛が日常の生活習慣の影響が多いのは確かですが、頭痛が起きている原因がちゃんとあります。ファスティング中の頭痛は挫折の原因になるので、できるだけ起こさないに越したことはありません。

良くなっている証拠だから我慢するという考え方をせずに、「なぜ頭痛が起きるのか?」という原因を正しく知れば、予防もしやすく結果的に中断するリスクも減らせるのです。

7.ファスティング後は頭痛のない快適な体に変わる

快調

ファスティング後は体が軽く非常に快適な状態を実感できます。

  • 寝つきや朝の目覚めが良くなる
  • 気分的に爽快感がある
  • 疲れにくくなる
  • 体が軽く感じる
  • 体の不調に悩まされなくなる
  • 体重が減る

慢性頭痛や偏頭痛がファスティング後は起きなくなり良くなった方はたくさんおられます。

普段からカフェインの摂り過ぎや鎮痛剤を常用している人は、それ自体が頭痛の原因になっていることも多いので、ファスティングでそれらを断つことで体が正常に戻るのです。

8.まとめ

ファスティング中は頭痛が起きることも少なくありません。だからこそ原因やきちんとした予防対処法を知っておく必要があります。

途中で中断してしまわないためにも、また快適なファスティングライフのためにも正しく理解しておきましょう。